Vol.152 タンデム 2001-04-21


 アジトにてしばらく待機していたSRX250xが納車される事になった。
 オーナーの旦那である方が代理で受取に来ると言うことで、雪風★中尉のところで受け渡しをすることになったのだ。
 FZRはその間アジトPにて待機。

FZR:「ついに納車ですね、いってらっしゃ〜い」
狸穴:「応〜」
SRX:「長らくお世話になりました」
狸穴:「いえいえ。大変楽しかったですよ」

 最終段階でキャブの調整をして、ちょっと難のあった始動性もほぼ問題なくなった。
 中尉の所へ行く間、色々と最終チェック。
 車高を落とした事により、ホイールベースが少し短くなり、結構クイックな回頭をするようになった。
 この状態で曖昧な所があると乗り難いと言うことになるので、変更したリアのアルミ・スイングアームと、そのために造ったリンク回り、フロントショック。前後17インチのホイールにはTT900GPというしっかりしたタイヤ。
 対向2ポッドのフロントブレーキキャリパーは、TZR250R最終型の対向4ポッドだ。
 何の問題もなし。

狸穴:「奥さんの設定に合わせてあるから、俺だとちょっと
    ウエイトオーバーだねぇ」
SRX:「そうですね。でもまだ設定範囲内です」

 受け渡しが終わりアジトまで戻る時に、旦那のS先生を後ろに乗せて二人乗りで走ってみた。
 ……そう言えば、まだ二人乗りのテストはしていなかった。
 初めから奥さんしか乗らないと言うことで設定していたので、二人乗るとサスはかなり沈み込む。
 軽く小さな車体に、人間が二人乗って運転すると言うことは結構難しい。
 普段からあっしも二人乗りはしないので、馴れていない。
 さらにS先生は、あっしよりも大きい。運転者の方が同乗者より大きい方が乗り易いのだが、さてどうだろうか?
 バランス的にはかなり後方に重心が移っている。
 それでもおとなしく走る分には、SRXは走行特性を激しく変化させることなく安定して走っておりました。
 前後の脚回りの設定をバランスさせておいて良かった。
 オートバイの脚回りの設定の基本は、前後のサスの動きのバランスでもあるのだ。
 このSRX250xの車体は、意外とこういう使い方も受け入れる。
 シングル250ccは、スタートなどでも二人乗りでFZR250よりも楽に走れる。
 低回転域でも、スロットルを開けるだけでスッと加速が始まってくれるのはありがたい。
 タイヤの位置も、二人乗りをしていてもとても良く判るので、これはフレームの設計が良いのだろう。
 普通に走ってきたが、ショックもアジトに着くまでの間、一度もボトムしなかった。
 ブレーキに関しても何ら不足は感じられない。
 FZRはこの状態で、こう言う動きをしてくれるだろうか……。

 途中、二人乗りをしてる状態のSRX250xが商店の大きなガラスに映っている所を見たが、まるで50ccに二人乗りしているように見えた。
 小さく軽い車体のオートバイの車体の設定変更は、ちょっとしたことでバランスを大きく崩すのでとても微妙なのだが、工夫しながら細かい事を全部やればちゃんと出来るのだ。

 大抵のオートバイはサスやスロットルなど調整可能な機能を持っている。
 コレをフルに使って、自分の体形や走行する場所や速度に合わせて調整して乗っているライダーは果たしてどのくらいいるのだろうか?
 見ているととても少ないような気がします。
 皆様もご自分のオートバイの調整を一度見直してみませう。
 サスなど、ほとんどの人が標準位置から固くする方向へ振りますが、一度逆に柔らかくする方へ振ってみては? 特に体重が65kg以下の人には効果があるかも知れません。
 タイヤが減ったり、また逆に新品に交換したりで特性が変っただけでも、調整が必要になったりします。
 色々ためしてみて、常にベストを引き当てることが出来ると、自分のオートバイをいつも良い状態で乗ることができて得です。
 皆、体形や乗り方、乗る場所が違うのだ。
 夏と冬、晴天と雨天等コレだけの要因でも設定は違うのでした。
 せっかく、付いている機能。使わない手はないです。
 オートバイに乗ると言うことは、そういうことも要求されたりしているのですね〜。

蛇足/
 あ、一つ面白いページを知りました。(本来はお仕事のメールだけの必要性のために買ったパソコンだったのに、さっさとwebを見るための道具になりさがってしまった……ついでにFZRも書いているし……)
 この中の一つに登場するのは、
 先行者
 こやつの逝っしまった顔だけは、sonyのSDRもHONDAのasimoもかないません。

FZR:「マスター、先行者さんって部品点数が少ないんです
    ね……」
狸穴:「重量も20kgだしどんな材料で出来ているんだろ
    か」
FZR:「竹ではないでしょうか、でもあの竹のようなフレー
    ムに納まるくらい高密度化した制御系があるのでし
    ょうか……」
狸穴:「FZRもあんなデザインがイイか」
FZR:「まるでスカチュ〜ンみたいですね、わたくしはちゃ
    んと外装がある方が良いです。接触面積が小さいの
    で、ちょっとぶつかっただけでも破壊力ありそうで
    すね」
狸穴:「きっと4000年の歴史って奴は、ここ10年くら
    いの技術を一気に凌駕するくらいの勢いがあるんだ
    ろう」
FZR:「先行者さんは兵器だそうです。わたくしとは目的が
    違います」
狸穴:「そう言えば最近、FZRのお里の製品を複製して売
    っているのも中国だねぇ……」
FZR:「わたくしの製造メーカーの方達も大変難儀しておら
    れるようです」
狸穴:「どう見ても複製品にしか見えないもんね。あの商売
    に必要なのは日本製という肩書きなのだろう」
FZR:「マスターはどう思われます?」
狸穴:「日本人とか中国人とかアメリカ人とか、分けて考え
    ると便利なんだろうけれど、苦労が絶えないよね」
FZR:「ほとんどのわたくし達はオートバイで全部くくられ
    ますので皆、仲良しで大変楽ですよ」
狸穴:「人間も早くそうなってしまえばいいねぇ」
FZR:「機械という枠でくくれば、わたくしも先行者さんと
    同じです」
狸穴:「イイねぇ〜。俺もそっちへ行こうかなぁ」
FZR:「どうぞ、いつでもお迎え致しますわ」

マミアナ+FZR

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