Vol.150 京都 2001-04-18


 ついに、150回を迎えてしまった! でもこれといって大したイベントはなく、FZRもあっしも普通に過ぎて行く日を見送るのでした。

 先日、京都へ行って来た。今回はいつもお世話になっている祁門氏がSRXをC−130(サニトラ)に積んで友人に納車すると言うので憑いて行ったのだ。
 去年の今ごろも、撮影のお仕事で京都にいたっけ。
 そう言えば一昨年も……?
 毎年恒例って訳ではないが、行っているのである。
 FZRは都内で留守番。
 京都市内はどういうわけか、SRと125ccのスクーターが多い。
 市内の信号等の交通の流れに対して合っているのかな?
 あまりIL4/250なオートバイや2サイクルのオートバイは見掛けませんでした。

FZR:「ますたー、京都では何か良いことありましたか」
狸穴:「湯とうふを食べて来た。上品な味でしたよ〜」
FZR:「ソレだけですか」
狸穴:「んだ、それで充分。FZRに絡んだ所と言えば……S
    RXの名義変更で京都陸事に行って来た。丁度改築中
    で新しい建物をこしらえていた。あとは《ア太郎號》
    (SR500改)にも電話た」
FZR:「京都陸事も新しくなるんですね。ア太郎さんもお元気
    で?」
狸穴:「元気過ぎるらしい。FZRも今度京都へ行ってみたら?」
FZR:「マスター保ちますか」
狸穴:「……今使っている身体も古くなってきているから、途
    中で一日休んで行かないと駄目かも知れない。シート
    も良いとは言えないし、俺も歳だし」
FZR:「わたくしみたいにOH出来ると良いのに、残念ですね」

 道中、1/3だけ高速道路を使い、後は一般道で行ったのだ。
 主に夜中の移動だけだったので朝の渋滞も上手く避けられ流れもよく、それほど時間が掛からないうちに往復できた。

狸穴:「留守中、何か異状は無かったか」
FZR:「はい、何の異状もありませんでした。ちょっとバッテ
    リーが弱ったくらいです」
狸穴:「んじゃ、さっさと替えよう」

 と、いうことでバッテリーも新しくなりました。
 良く保ってくれた。
 バッテリーを交換したら、セルモーターのトルクも強くなりました。
 後は点火プラグ4本だ……だいぶ前から買ってあるのだが、まだ替えていないのでした。でも、全然調子悪く無いからまだ良いか……。
 ストックしておく部品に追加。
 ついでに、リアのカ〜ニ(ブレーキキャリパー)に入れるブレーキパッドも購入。
 これは現在使っているモノと同じスクーターのジョグの前ブレーキに使われる、デイトナ製のセミメタルパッド(赤)をストックした。
 このパッド、大変喰い付きが良くコントロールもし易いのでありがたいのでした。ただし、ちょっと早く減る。
 FZRが使って約4000Kmで、最少残量1.2mm。限界まで使える予想距離は約5000Kmと言った感じ。
 カ〜ニに初めから入っていたブレンボ純正のパッドは、8000Kmでまだ残っていたから、ちょっと減りは早いのでした。
 でも、鳴かないし利くから良い。
 これでFZRのストック部品は、前後のホイールベアリング/シールとクラッチ/スロットルのワイヤー、乙女・妄想回路2個、エア/オイルフィルター、ヘッド球、ポジション球2種、エンジン回りのガスケット2回分、リアショックの8.5kgバネ、フロントフォーク等となったわけだ。

狸穴:「結構……持ってるじゃん」
FZR:「ありがとうございます」
狸穴:「後は……あるとありがたい新品もしくは程度の良い外
    装回り一式だなぁ」
FZR:「マスター、外装に関してはラジエターを大きくしてい
    ただければ例のカウルが……」
狸穴:「あ、アレね。カッコ良いねぇ……でも高いから駄目だ
    よ」
FZR:「わはは、ですよね。わたくしもちょっと気になっては
    いたのですが、カッコ良過ぎて似合わないかも、と思
    っておりました」
狸穴:「その分、コケないようにこおろぎ回路を強化しておく
    さ。あのカウルは予算が許せば、《弐號》に入れるか
    も知れない」
FZR:「《弐號》さんには着くのですか」
狸穴:「ステーを造ればサイズや形状的にも、ドンピシャで着
    く」
FZR:「そうなると、TZRの面影はもうなくなってしまいま
    すね」
狸穴:「んだ。ちょっと画像上でシミュレイトしてみたらフレ
    ームのサイズといい、凄い事になった!」
FZR:「《弐號》さんはどこまで進んだんでしたっけ」
狸穴:「いま、フロント周りにFZR400系の物を使えるか
    考察中。それとボトムケースの内壁の表面処理も。そ
    う言えば……そろそろFZR600改が再調整にやっ
    て来る」
FZR:「FZR600改ですか? まだお会いしたことありま
    せんが……」
狸穴:「そうだったねぇ」
FZR:「わたくしにとっては、兄車ですね」
狸穴:「アレの脚回りはちょっとしたワザモノなのだ。完成度
    高いぞ」
FZR:「なんだか凄そうですね」
狸穴:「凄い。でもいまFZRにやっていることを、600改
    に追加加工すると、もっと走行レンジが広くなる」

 でも、今回の内容はシートの新造なのでした。
 シートはちゃ〜んと考えると物凄く重要な部品で、長時間走行しても疲れなくなる。
 お尻や腿のつけ根に対する負担だけでなく、ライダーのポジション自体を変えることになるのでニーグリップやステップホールド、腕の曲がり具合、頚部への負担、乗車走行時の重心位置にまで影響するのでした。
 特にシート形状変更により、ライダーのニーフリップやステップホールドに対して効果を上げることができるってのは皆あまり知らないことだったりします。
 シートの事だけでも3話くらい書けてしまいます。
 改造はエンジンをいじるよりも、本来は乗る人間の形状が個体によりかなり違うので、シート等のポジションを合わせて行った方が良いのでした。
 ある程度排気量があるエンジンは、普段最大出力を使い続けて、連続して走ることなんてできないんだから、各気筒間の圧縮圧力差のゼロ調整とキャブの細かな調整だけでも良いくらいなのだ。
 本当に大事なのは、エンジンの最大出力だけではないのでした。

FZR:「わたくしもそうですね。エンジンは吸排気に関しての
    部品は基本的にデフォルトのままですものね。パワー
    も出すどころか、逆に減らしてフラットトルク化され
    ています」
狸穴:「エンジン内部で明らかに手を入れた所は壊れていたつ
    いでに、ピストン重量と運動バランスに関してだけだ。
    それによりちょっと排気量は上がってしまったが、カ
    ムシャフトも造っていないし、吸排気のバルブの挟み
    角も開口径も変えていない。基本的に燃焼室形状は変
    更ナシ。吸排気ポートすらいじっていない」
FZR:「アイドリングの低い回転域でも、1300rpmで安
    定しています」
狸穴:「加速は我慢だが、その方が公道では使いやすい。全開
    転域でエンジンの付きが良くなり、その分の余裕が事
    故回避に使える」

 去年の暮れに無改造のアグスタF4セリエオーロに乗る機会があり、オートバイに必要な基本的な動きとして再発見をさせて頂いたりしたのでした。
 必要なのは、エンジンは決して下でスカスカではなく、車体は反応良く無駄な動きもなく、走行特性がすぐに判る素直な正確さが、ピーク・パワーよりも優先されるのでした。
 それが揃った上で、その車種ごとの味付けが乗っかっていれば良かったのだ。
 もちろん日本のメーカー4社も充分以上判っていることなのでしたが……ちょっと方向性が最近変ったらしく……。
 FZRという呼称のオートバイが造られていた時期のオートバイは、ある意味でF4に近いモノを感じました。(特にOW−01とか)
 実はF4に実際に乗って以後、ちょっとだけFZRも設定が変ったりしています。
 まあ、あまりにもフレームの構成が違い過ぎますが……。
 とても良い、お勉強になりました。

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