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先日、BMW社とモトグッチ社の1100ccのエンジンを積んだ大きなオートバイに乗る機会があった。
女性服のカタログ撮影の小道具として使うために借り出した車両だ。
撮影現場まで持って来てくれるということだったのだが、トラックの手配が急に付かなくなり自走することになったので、自分で乗って来たのだ。
BMWのマッチョな車体はとてもデカいが、真っ直ぐ走っている分には乗り心地もよく小さく感じる……が、渋滞ではデカ過ぎ!!
エンジン重量がとても重いため、曲がる必要があるとその重量をモロに感じる。
アイドリングでのボクサーなエンジン振動や、シャフトドライブの癖を車重で相殺してるのかな?
ついでにガスもmaxまで入っている始末。馬で走っているような感覚。
スロットルの操作もFZRとは違う。
ここのところ、小型化したSRX250xに乗っていたので尚更デカく感じる。
このオートバイはバランスはとても良いのだが、残念ながら下手くそなあっしには大き過ぎて合わないようだ。
都内ではタコメーターの半分も使えないし、ミッションも3速までで事足りてしまう。
1日に1500km以上走るような長距離高速道路ツーリングの場合は、とても重宝なマシンだろう。
同時に借り出したモトグッチの1100ccも同じような車体構成なのだが、こちらは妙に馴染んでくれた。(でもデカいです。特にタンクが……)
この2車、何が違うのか……モデルの着付けとメイクの仕上げを待つ間、2車を並べて見ていたら、前輪の接地ポイントから乗った時に感じたオートバイの重心と思われる所までの距離が、微妙に違うのだ。
コレかなぁ……?
キレイに磨き上げられてはいるが、FZRではまずやらないタイヤの溝の中まで綿棒で、手隙の者を集めてワックスを掛ける。
光を乱反射させる可能性のあるウインカーレンズには、球を抜いて、裏から黒紙を貼り付ける。その他色々……。
考えていたら、お仕事開始〜の声が掛かった。
それぞれのオートバイを背景に、モデルさん達に入ってもらったが、ピントグラス上の絵はモデルよりもオートバイの方が仁王像のように圧倒的に迫力があり、肝心の対象物のディテイルが全然負けている……。テスト・ポラロイド上でも同じ結果。
ガァ〜! ……これじゃ、イカンのだ。
誰だ〜こんなマッチョなオートバイを選んで来たのは〜。
好き者が描いてきたパースの狂ったコンテの配置では、本末転倒になってしまう。コンテ描く際に車体のボリューム考えてなかったな……。
車体は、部分だけに致しましょうよといっても、どうしても車体全部を入れてくれとのご返事。
やむをえんので、背景に入るオートバイの向きを入れ換え、モデルとの距離も少し多目にとって深度も浅くし、ピンをずらして更にライティングの配光・光色を全部やり直し。
それでもオートバイの塗りの部分がうるさく干渉して来る。
主張の強いオートバイを背景に使う時は、それなりのモデルと服を用意せねばならんのだ……。(本末転倒)
危なくオートバイ主体の写真上がりになる所だった……。
こういう時には、まかり間違ってもアレン・ネスが造ったカスタムハーレイとか今回のオートバイ達のように主張の強過ぎるモノを従えてはいけないのでした。
メイクもスタイリストも大慌てしておりました。わっはは。
もうちょっと小さい車体の黒艶消しのアグとかドカにすれば良かったのにね!
(もっと駄目か……)
FZR:「マスター、そうえいば伯爵様(F4)はどうなりまし
た?」
狸穴:「出来上がるのは、まだず〜っと先みたいだよ」
FZR:「それまでに稼いでおかねばなりませんね」
狸穴:「う〜ん、景気悪いね。もっと表の仕事を増やさねば」
オートバイに乗っていて良かったです。
乗っていなければ、気がつかないでトンでもないお仕事になってしまったかも知れません。
次もここから仕事来るかなぁ〜?
FZR:「そんなに甘くはないみたいです」
狸穴:「だろうな、当然。ここのはいつも大御所が撮っている。
似せてくれといわれたので似せたが、比べられるだろ
う。結果は見えてる」
大きなオートバイもたまには良いけれど、やはりあっしにはFZRくらいの重量とサイズのオートバイが一番、アリガタイです。
FZRくらいの大きさと重量で、600ccツイン+FCRなエンジンだと面白そうだなぁ。
そんなオートバイを造ったら事故続出?でもないと思うが……。
不思議なくらいフラットトルクに設定した現行ドカに乗れば良いとの声も……。
でも、それは厭なのだ。
6日ぶりに一緒に桜を観ながらFZRが帰還したら、じゃんじゃん雪が降って来た……。
FZR:「桜、キレイでしたね……雪はわたくしのせいではありま
せんよ」
狸穴:「……明日から4月だよ積るなよ〜。今年は夏、無いのか
な? ……寒い」
FZR:「桜吹雪は好きですが、吹雪はわたくしも嫌いです」
マミアナ+FZR
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