Vol.137 奔走 2001-03-05


 時間があるうちにちょっと進めておこうと思い、《弐號》の書類関係の処理に奔走。
 計3ヶ所の陸事を回り、各車両課で問い合わせると微妙に違った解答が返ってくる。不思議です。
 本当はこの中で一番簡単そうで確実な所でことを始めて、終えれば良いのは判っているが……。
 悩んだ揚げ句、またしても横浜第二庁舎近くのドト○ル・コーヒー店である。
 今日も美しい女性の方がこのあたりにはたくさんおり、街を行くのでした。
 彼女たちは人間なので多分、楽しかったり悲しかったり愉快だったりするのだろう。
 さすがに普段のままのイデタチではかっこ悪いので、ハードな外装は解いて入った。
 って、こんなこといっててもしょうがないね。

 全く違う車体とエンジンを乗せて、新しいオートバイとして認可を受ける際には結構な量のデータを集めて、資料として提出しなければならないので頑張っているのでした。
 《弐號》の場合は車検付きになるため、このあたりも大切です。
 あくまでも一台きりの製作(造ってもバックアップ用の《惨號》まで)なのだが、型式認定を新たに取ろうとしていたのだ。
 結局、この方法はメーカーになるための方法で、莫大なデータと費用と従業員数等が必要になるのでやめました。
 触媒なんて機構も一応、考えたりして。
 でも、いろいろな役所に出入りできたので、面白かったです。
 役所って所はガチガチの規則はあるのだが、対応する人は結構物知りだったりで事情も心得ているので、その規則を上手く活用しておりました。
 なんとか目処がついて来た。

 当初、ある陸事の窓口に相談にいったら、『あまり大きな声では言えないけれど面倒だからそのまま250ということでのってれば?』なんて言われたが、それもクリアー出来そうです。
 《弐號》は車検付き。
 となると、正確にはFZRも車検付きになるのかな?

FZR:「わたくしはこのままでも宜しいのではないですか」
狸穴:「そうだね、そうしよう〜!」
FZR:「後輪測定出力は29馬力しかありませんし、吸排気とも
    ベース・パーツはデフォルトですから」
狸穴:「新造したフレームとか、ブレーキ形式の変更も動力伝達
    系の形式変更もないし、エンジンもレシプロ4サイクル
    のままだし」
FZR:「はい」

 さすがに少し疲れたので、帰りは高速道路を羽田の近所まで乗って来ました。
 首都高一号上り線右側の京浜工業地帯とか呼ばれていた埋立地区画には、昔から工場街が展開されている。
 何を造っているのかも知らないが、大きな工場が複雑なパイプを建物に這わせて湯気等吹いていた。
 20年ほど前に自分でコースを決めてタイムトライアルしに、良く走りに来た。
 当時は、SR500に乗っていた。
 ある時、同じようなことをしているふるいカワサキSS500黒と一緒になった。
 初めのうちはお互いに無視していたが、SS500が休憩しているのを見つけて近づいてみた。
 SS500を道路脇に止め、ライダーはピースを根元まで吸っていた。
 しばらく前から同じようなことをしている奴がいると思い、あっしを見ていたらしい。
 あっしは全然そんなことは知らなかった。
 夜はトラックと、たまにアベックが車でやって来ているくらいだったから気にもしなかった。
 オートバイの話をしているうちに、SRのRサスのバネをもう少し柔らかくした方が楽に走れそう、と言われたのでやってみた。
 タイムはあまり変わらなかったが、流れ出しが良く判るようになり楽になった。(ダンパーがヘタっていたのだ)
 SSも変速が上手く行かないと言っていたので、チェーンを少し張り直せば良くなると言った。
 さっそく道端で工具を展開してチェーン調整。
 シフトは直った。
 スプロケットはお金が無いから来月、替えるそうだ。
 少し同じコースで走ってみた。
 SS500の加速の延びはたしかに凄かった。
 コーナー進入では詰められ出口で並ぶのだが、直線になると変速のたびに差が開く。
 ずっとすぐ後ろにいたので、SRもあっしもSSの排気チャンバーから飛んで来たオイルで黒くなっていた。

 3週間ほど経った時にまた会った。
 SSのスプロケットとチェーンとタイヤは新品になっていた。
 DT400も一緒にいた。
 DT400は2サイクルで軽いから、とても速い。敵わなかった。
 でも、何周かしているうちにDTは焼き付いた。
 ヘッドを開けてピストンとシリンダーを見てみると、ピストンに穴が開いていた。
 デトネーションを起して吹き抜けたのだ。ヘッドも荒れていた。回し過ぎ。
 SSで引っ張って帰ると言って、DTがどこかから縄を見付けて来たがSSにはキャリアが付いていない。
 SSは低回転を維持して走ることには向いていない。
 SRには錆びているけど一応キャリアーが付いている。
 SRで牽引することになった。
 目黒区のエンヂン屋まで引っ張っていった。

 次にDTに会った時には、手が付けられないくらい速くなっていた。
 結局DTはクランクシャフトのベアリングを打ち換えOHし、ピストンもオーバーサイズ、少しだけポート研磨もしたらしい。ケッチンが恐いので500ccにはしていないと言っていた。
 SRもカムと排気が変わっていた。

FZR:「マスターは、昔も今もあまり変わっていないんですね」
狸穴:「13万7千年も生きてるからねぇ、アレ? 13億7千
    万年だったけ」
FZR:「お爺さんですね」
狸穴:「呆けると同じ事を何度も繰り返すらしい」
FZR:「それ以上、呆けないでください〜」
狸穴:「大丈夫、そろそろVer.upするから」
FZR:「脱皮ですか?」
狸穴:「OSの入れ換え」
FZR:「はいはい」

マミアナ+FZR

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