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ついに途中で潰される事もなく、40000kmを走ってしまいました。
当初はこんなに走れる状態では無かったのだが、度重なる小さな仕様変更と維持作業を重ねるうちに40000km。
地球一周くらいは、したのかな?
現在これといった大きな問題もなくFZRは普通に走ってくれております。
FZR:「マスター、ついに40000qですね」
狸穴:「まあ、消耗する部分とかを消耗しないようにしたり、ある
程度まとめた調整をしておけば、そうそう早く逝く事はな
いけどね」
FZR:「わたくしも設計段階でかなり頑丈に造られていますが、さ
すがにメンテナンスを受けないと保ちません」
狸穴:「生物も機械もそのあたりは同じなのだ。大して変わらん」
FZR:「そういえば、わたくし達のメンテナンスをしてくれる谷博
士、帰って来ましたね。どこへ行ってらっしゃったのでし
ょうか?」
狸穴:「アメリカらしいよ。ついでにギルモア博士(そっくり!)
も連れて来た」
FZR:「ギルモア博士は何をする人なのでしょうか?」
狸穴:「エンジンのカムシャフトやクランクシャフトやケースの設
計をする人で、材料に対しても詳しいらしい」
FZR:「では、わたくしのエンジンも造って頂けるとか」
狸穴:「そんな事を頼んだら、俺が一生掛っても払えない金額にな
っちゃうよ」
FZR:「そんなに高いのですか……わたくしは、マスターが造って
くれた今のエンジンでイイですよ」
狸穴:「そう言えば、最近ちょっとエンジンの音が大きくなって来
ているので予備にもう一台エンジンを用意しようと思って
いたのだが、ピストンとかのサイズが違うのであまり使え
ないかと思い諦めた」
FZR:「鵺楓ですね、わたくしも見てました。今出ている音は主
に、クラッチ回りとヘッドの#3#4排気側ですから未
だ大丈夫です」
狸穴:「いずれにせよ50000kmに達したら一度OHするか
ら、それまでは大事に使うように」
FZR:「パーツも集めておいてくださいね」
狸穴:「そうだね……。もうメーカーから出て8年以上経つし、
そろそろ欠品部品も発生するだろうから早めに集めてお
くか」
冬の時期に一度排気管を分解して、中に溜まったカーボンを全部削り落としておかねば。夏になるとまた溜まりやすくなるし。
FZRの排気の構造上、どうしてもカーボンが溜まるのである。
ほかも車種でも同様に溜まるのだが、FZRの場合は超高回転型エンジンを低速でも使えるようにしてしまったので、さらに溜まり易くなっているはず。
ピストンヘッドにも当然溜まっているだろうから、一度腰上だけでもバラしてピストンコートしたりシリンダーもちょっと気になる表面処理してみるか……。
実験号だし、50000kmまで間だ10000kmあるし、その間に耐久実験結果も出るだろう。
FZR:「ギルモア博士に聞いてみては?」
狸穴:「そうだね、でもギルモア博士はFZRのエンジンの組成を
知らないから、聞いても判らないよ。多分」
FZR:「残念ですね」
狸穴:「それより仕事だ。FZRの分の維持資金を貯めとかない
と」
FZR:「はい」
最近表面処理と言う技術、かなり進化して来ているらしく、新しい物が出回り始めております。
素材との相性や熱などの影響がどうの組み合わせで、どう出るか実際にためしてみたいのでした。
いずれそれらのデータは『秋水号』やGXとかSRX系の心臓を持つ《弐號》にも全部使える筈である。
これらは本業の方でもたまに役に立つときがあり、鏡筒内の反射を押さえるコーティングを施した筒が半年ぶりに上がってきた。レンズ群自体はデフォルト。
テスト撮影してみたら、筒内反射がほとんど減り紫外線が暴れなくなったので、色に関しては正確で、フィルム種類を問わず凄く良い結果が出た。
映りモノのブツ撮りや、紫外線の多い野外撮影では有効だ。
こういう余録もある。
左の目は生きているのでご安心アレ。
マミアナ+FZR
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