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いつものように次の撮影の打合せに向かうため、FZRで家を出てしばらくすると、R6登りの右側車線で、なにやらフラフラしている大型ダンプが1台。
居眠りかなぁ? 薬物かなぁ?
このままじっとしていてもなんか嫌な感じだったので、抜く機会をうかがい様子をみてた。
ダンプとトラックの間隙が少し空いたので、前に出ようとすると、
FZR:「ますたー、まだわたくしの油温が暖まり切っていませんの
で 、もう少しお待ちください」
狸穴:「晴れた日は寒いからねぇ。んじゃ少し待つか」
先の信号も赤になるようだし、少し離れて普通に流れに乗って走る。
と、先程のダンプが中央分離帯の縁石に右前タイヤを乗りあげ弾かれて、一瞬で左90度回頭し、左車線を走っていたトラックのキャビン後方に激突〜! ダンプはアクセルを踏んだままのようで更に加速。(最近のダンプはオートマチックなのかなぁ?)
大音響と共に空荷だった走行中のトラックは、道路左側のガードレールに押しやられる。
片輪が浮いたダンプが目の前にいるので、FZRの進路がない……。
止むをえん、ダンプを撃破するか……と一瞬思ったが、標準装備のFZRでは無理。
移動速度がヤワKm/h、直前でトラックが道を塞いでいる状況、後続車あり。中央分離帯あり。減速停止も不可。
ダンプがトラックを押しているので、右側の車線の中央分離帯きわに逃げ場を見つけた。
倒し込む直前にフル制動を一瞬だけ掛け、回頭開始。フロントフォークが沈み切る前にブレーキはリリース。その間4速落して即全開。リアのタイヤへのトラクションが抜けたら終わりだ〜。Rサスは沈み切っている。
ガラスやトラック等の部品や鉄パイプ等、幾つかの飛散物にタイヤを取られながらもFZRはびっくりした猫のように暴れながら、残された隙間の方へ向きを変え始める。
風の向きも変わる。
このままだと後続車に轢かれるし、すぐそこに迫った中央分離帯の縁石に当るとFZRが壊れるので、今度はリアだけ一瞬のフル制動で左に急回頭。
タンクを挟んでひねり込むと、ステアは勝手に逆を向く。(リアサスの延び側減衰がほとんど効いてねぇ! ったく)一瞬リアが浮くがハイサイドじゃない。着地。
結構凄いGが掛っているがハンドルはフリー。背筋で上半身は支える。(太ったなぁ)
後方で後続車がフル制動を掛けているらしく、断続的にタイヤの鳴く音が近づいて来ているので、位置は大体判る。まだ大丈夫みたい〜。(気分はもう、ワイルドセブン! 知ってる?)
回頭した後少しリアが振られて、中央分離帯の縁石にFZRの車体のどこかが当ったが、なんとかダンプに追突することは避けられた。
当てられたトラックは更に左へ押しやられ、左側の縁石に触れた直後ガードレールに一瞬で乗り上がり、歩道を跨ぎ、その向こうにある橋の欄干に左前側のタイヤを噛ませて地上1mほどの高さで停止。キャビンがもぎ取れ掛かっている。
トラックの平行棒得点:9.90!

トラックの左側は欄干、右側はガードレールをダブルタイヤの間に挟み、浮いた状態で停止。
FZRはダンプの反対側に回り込み停止。ヘルメットのシールドが勝手に開いてらぁ。
先程すり抜けようとした瞬間、FZRが油温を警告していなかったらトラックとダンプの間にモロに挟まれていた〜。
FZR共々プレスされてめでたく即圧死である。
狸穴:「凄い音だったねぇ……昔ジムカーナやってて良かった」
FZR:「マスターも強運ですね! でもなんで私達はこう言う場面に
出っくわすのでしょうか?」
狸穴:「……FZRの日頃の行いが悪いからじゃないの〜?」
FZR:「……そのお言葉、そっくりお返し致しますわ」
狸穴:「しかし……映画みたいだねぇ。これ」
FZR:(……わたくしのカウル右でいつもお守り下さっている、清明
さまありがとう)
後続の車もギリギリで巻き込まれる事なく止まれたようだ。
トラックが歩道を跨いで宙に浮いている図など中々見れるモノではないので、記念に1カット撮影。
横から当てられたトラックはキャビン(運転台)が外れ掛かり、頭を捩じ切られたような格好。無残。
ダンプも前廻りを損傷。ガラスのヒビがちょっと清明斑に似てなくもないなぁ。
凄かった。
コレから年末に掛けて、こういう居眠りや忙しくて過労の事故が増えますので、皆様も御注意アレ〜。
でも、幾等注意しても不可抗力ってモノもあるので、今のうちに身体を鋼鉄の男&女に改造しておきましょう。
とりあえず、FZRが無事で良かった。
FZR:「マスターが鋼鉄になったら重たくて、わたくしは動けません
わ」
狸穴:「んじゃ、女性に触られても喜んでもらえるように谷博士に
頼んで、外装は抗菌防蝕のエマ樹脂にでもするか。前が女
性で後ろが男性の型と言うのはいかがだろうか」
FZR:「……きっと、お似合いでしょう……」(先程のGでマスター
の設定が狂ったかしら?)
とりあえずFZRもあっしも無事です。Brembo、ありがとう……。
マミアナ+FZR
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