Vol.104 環状線 2000-11-19

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 久々に、お金を払って走る道路である。
 FZRを本格的に冬支度させるために、オイルも換えた。その結果、キャブが薄いので調整の儀式。
 OHの際にエンジン圧縮をわずかに変更した事により、オイルを換えてもなんらかの影響が出るという、敏感な要素が追加されてしまった。

FZR:「新しいオイルで走ると、前に行って頂いたキャブの
   調整が微妙に薄くなってしまっているようで、中高回
   転時にアフターファイヤーをたまに起こしています」
狸穴:「なんと……そういえば夏場に合わせてキャブはかな
   り薄くしたままだったか……」
FZR:「低速域では良いのですが、中回転域以上を連続して
   使うとたまに鳴ったりしてます」
狸穴:「まあ、それほど大変な事じゃないけれど、大事を取
   って合せておくか……」
FZR:「盗られたカバーは古いカバーで我慢しますので、お
   願い致します」
狸穴:「んじゃ、周りに行くぞ〜」

 都内で次の仕事のための処々の品の発送を済ました後に、昼は暖かだったのでキャブ内のパーツを変更・調整してから、環状線に進入。
 入った時には混んでいたが、23:00を過ぎたあたりから急に空き出した。
 3回ほど神田橋の加速ランプの所でエア等調整していると、さすがに寒い。
 ついに鎧を引っぱり出して来たので助かっているが、普段のカッコをしていたら、完全に凍えてた。
 4回目のテストの時にやっと排気もパンパン言わなくなったので、このままもう一周走ってみる事にする。
 しばらく走っていると、後方からFZ400Rが一台追い越して行った。
 ペースメーカーになってもらおうと思い、ついて行く。
 FZ400Rは結構すり抜けも上手で、ついて行き易い。通過した後は車列の間がわずかに開き、すり抜けしやすいのだ。楽である。

 5号線からの内回りへの合流が済んだあたりからFZ400Rが急にペースを上げはじめ、トンネルに入る頃には少し離されてしまったので、もう少しこちらもペースを上げる。
 トンネル内の4号線へ分流する所まで来ると追いついた。
 こちらが追いつくとまたペースを上げるようで、嫌われてるのかなぁ?
 加速は排気量なりに相手の方が立ち上がりが早い。

FZR:「ますたー、私たちが煽っていると思われているので
   はないでしょうか?」
狸穴:「まさか……、んなこたないだろ」

 今度は離されないように付いて行く。
 3号線を過ぎて2号線のあたりで急にFZ400Rは、すり抜けを止めてしまった。
 止むなくそのペースのまま、すり抜けを続けると今度はFZ400Rの方がこちらに付いて来た。どこへ行くのだろうか?
 コーナーへの進入はあまり無理をなさらないようで、距離を置いてくれるが、立ち上がりではちょっと排気量が多いのか徐々に詰めて来る。
 結構走り慣れている方らしく、そんなに危険は感じない。ためしに、神田橋へ戻る前のトンネルでもう少し速度を上げてみると、並んで来た。
 あはは、楽しいでやんス〜。

狸穴:「ちょっと、遊んでも良いかなぁ」
FZR:「ぇ〜、今日はそんな用事じゃないような気がします
   が」
狸穴:「ちょっとだけ」
FZR:「はいはい、調子も良くなりましたし10000rp
   m以上も回してみましょう」

 それまで使っていたギアより2速分低いギアを使って、もう一周。
 なんとなくFZ400Rのライダーのペースが掴めて来たので、それに従って走る。
 無理な追い越し等はしない方のようだ。
 無理にすり抜けをせず、車のいない空いた区間だけを使って前に出てもらったり、出してもらったり。
 インに付くのが早い方のようで、アウトが丸々空いている。
 羽田線の所の下りながら左に曲っている所の手前で右車線側から並ぶ。ブレーキは使わないでそのまま入って行くと、前に出れた。
 FZRのエンジンも丁度12000rpm、外足で車体を支えてフロントタイヤの流れだけを気にして徐々に全開に持って行く。少し外側の膝でFZRをインに寄せる。
 ハンドルで曲らないようにして、リアのスリップ量をスロットルで合せながら……。
 各回転域の繋がりも悪くないので、このあたりでキャブは成功な様だ。良い感じ。
 また、神田橋の所へ戻って来ると、FZ400Rの人もやって来た。

狸穴:「こんばんは。ここで良く走られるのですか?」
ライダー:「たまに走りに来てます」
狸穴:「やっぱり新しいオートバイは加速、良いんですね」
ライダー:「先日、新しいタイヤを履いて来たので、その感じを
    掴みに……」
狸穴:「うちも新しいオイルを入れたのでキャブを合せに……
    冬だし」
ライダー:「寒いからそろそろ帰ります。んじゃまた〜」

 行ってしまった。

FZR:「マスター、今日は三京に行くのでは?」
狸穴:「あ、そうだったちょっと遅くなちゃったねぇ……で
   も行ってみよう」
FZR:「途中でガソリンを入れて下さい、もう3L残ってい
   ないと思います」
狸穴:「へい」

 そういえば、ニードルがちょっと合っていなかったかも……。
 慣れていても、なかなかキャブは簡単には合わないのでした。
 帰りにまた寄り道して、中尉の所へ行った。
 銀河号のオイルクーラーが手に入ったようだ。秋水号はまだモスボールが続く。

FZ400Rの人と マミアナ+FZR

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