Vol.87 箱根 2000-09-10

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 久々に泊まりで走りに行って来た。
 FZRで泊りになるツーリングは始めてだ。
 もともとモノグザなあっしが、仕事以外で泊りに行く訳も無く……いつものSRX各車氏に付いて行ったのでした。
 FZRは自分と同じ名称のFZRとは一緒に走ったことはほとんど無く、大抵のツーリングはいつもSRX衆に連れて行ってもらっているのだ。

狸穴:「今日はツーリングだぞ〜」
FZR:「久々ですね、今年の夏はどこへも行きませんでした
   し、もう無いのかと思っておりましたわ」
狸穴:「いつものSRXさん達だけど、誰が来るのかは全員
   は判らないのだ。来ることが判っている方は祁門さん
   まさと@横浜さん、kamiさん、れおんさん、反対
   側からはLXERさんも来るらしい。後は誰が来るの
   か判らないなぁ」
FZR:「どこへ行くのでしょうか?」
狸穴:「先日下見に行った丹沢湖へ行く事になるのだが、そ
   の前に大観山へ行くこととなるらしい」
FZR:「では今日は、これから大観山ですね」
狸穴:「んだ」

 という訳で、常磐高速〜首都高〜環8〜三京〜横浜新道〜西湘バイパス〜ターンパイクで大観山。
 FZRも250ccと言う排気量をフルに使って、ターンパイクを登って行くが……一時停止。

狸穴:「やはり250/IL4では登りは厳しいねぇ……」
FZR:「わたくしの設定を、少しだけ高回転に合わせて12
   000rpm以上で走られては?」
狸穴:「高回転モードの設定はまだ出して無いけれど、一度
   ためしてみるか……」

 という訳で、バッテリのターミナルを外してから、乙女回路(点火回路)と妄想回路(EXUP)の入ったモジュールを交換。まだモードのスイッチコントロールまでは進化していないのでした。
 音声コントロールはもっと先だなぁ。
 でも、普段はデフォルトの点火時期に近いものを使っているし、まだこのままでイイか……。
 実際に喋り出したらうるさいだろうなぁ……FZRめは。

 当然キャブはマトモに合っている筈も無く、デフォルトのまま。
 さすがに下が厳しい……。途中8000rpmと15000rpmで一度引っかかる。
 高回転域だけを使って走り出すと、結構頑張って坂を登って行くようになった。

FZR:「マスター、久々に高回転で走ってますね。水温が少
   し上がり気味……でもまだ大丈夫ですわ」
狸穴:「カムにも合っていないだろうし、吸気も排気も合っ
   ていないのだろうしキャブも薄いみたいだ」
FZR:「東急ターンパイクは前に何回か来てますよね? そ
   の時と比べて今日は?」
狸穴:「少し楽になっているが、排気の容積がサイレンサー
   部で少な過ぎるみたいだし、エキゾーストパイプの初
   期の部分の排気の流速もパイプが細いのか、間に合っ
   ていない感じ。吸入空気量も12000rpm〜17
   500rpmに合せてゆくと、多分足りなくなるだろ
   う」
FZR:「わたくしも、今の状態をどう使って良いモノか判り
   かねる所がありますが、頑張りましょう」
狸穴:「そうだなぁ、少し頑張ってみるか……」

 この状態にあわせるには、スロットルの開け方にコツがあるようだ。
 出力が回転数により安定していないので、トルクの落ち込む回転域をシフトとスロットルワークで騙しながら高回転を維持する。
 普通に走っている時は問題は無かったEXUPのタイミングも、少し妄想しているようだ。修正せねば……。

 大観山に着いたら、各氏に加えKOBAさん、高口さん、SAMさんも来ていた。
 大観山から丹沢湖まで皆様で走る。後ろに付いて走って行くと、kamiさんのコーナー進入だけ違う。アクションがとても早い。一発でラインを決めて入って行くようだ。切り返しも速い。サーキット・ライダーと似たような感じ。
 KOBAさんもちょっとその傾向がある。
 FZRはどうもSRXと走るラインがちょっとだけ違うようでした。

 宿に着いてからブナ温泉とか言う風呂へ行く時に、丹沢湖の周回路を通って行く。ここはほとんどアップダウンは無く、コーナーの曲率も目視で確認出来るので走るのは楽。路面の状態もそれほど荒れていないので良いです。SRXにはちょっと物足りないかなぁ。
 風呂から戻ると、LXERさんが来ていた。
 夜になるとつちやまさんも来た。
 つちやまさんは宿の少し偏屈なオヤジと仲良しになったようで、大変愉快な方でした。
 ちょっとあっしの知っているオートバイ乗りのアメリカ人のような感覚の方のようです。

 次の日また大観山へ逆戻りして、椿と言われる道路へ一回行ってみた。
 たくさん曲る所がある。
 前にここを通過した時は小雨が降っていたので他に誰もいなかったが、今日は走っている人が何人かいた。

 走り始めてすぐにKOBAさんが前に出してくれたので、そのまま下って行く。
 FZRのステアも後輪のサイズが上がっているので、曲り始めにアンダーステアが出ている。
 アンダーステアをコーナー進入時の蛇角の量とタイミングを少し早める事によって、少し殺すことができたが、攻め始めるとフロントのサスが負けて、このタイミングを合わせることがむずかしくなって来る。
 ステップの踏み方をちょっと悪戯して、リアを内足から外に押し出すようにすると、その時は小さく曲れる。(フレームにもよろしく無いし、あまりお薦め出来ない)
 FZRごときのパワーでは、リアタイヤをスロットルで任意に流せないらしい。
 それでもコーナリング時の過渡特性はまだコントロール範囲内に納まってくれるので、助かる。
 少なくともリアに関しては不用意に流れるような事はないため、意識をフロントの挙動に集中出来る。と言う、なんとも不思議な乗り物になっているようだ。
 これだけやる事がいっぱいあると、各コーナーでラインを読んだりコースを覚える所までは中々行けない。
 たまにキツい曲率の下りでは、減速を読み違えてコースの外に出そうになるが、まだこの程度なら幅があるのであらためて減速出来るので大丈夫。
 後方から他のマシンが来ていないか注意してからコーナーに入れば、追突事故になる事もないだろう。

 久しぶりにたくさん曲っているので、今のFZRの車体の挙動を探ってみると、リア周りに関しては全く問題なし。さすが、TZR後方排気の脚廻りだ。タイヤも全然余裕。
 対してフロントは……FZRのままなのでちょっとプアーで、フロントブレーキを少しきつめに掛けると、底付き。
街乗りに合わせてあるので致し方ない。もう少し荷重に耐えられるスプリング径が大きくて線径が太い、そしてダンパーの許容範囲のもう少し広い、能力の高い脚廻りが欲しいところ。(なんと贅沢な注文だろう……)
 重心位置から来る、切り替えしの挙動は基本的には悪くない。コレはフレームが頑張っている。
 主減速が終わりコーナーの進入時に発生するアンダーステアさえなんとかすれば、後はニュートラルに走ってくれるし多少のライン変更も可能。

 一方、登りは……話になりません。
 少しきつめの複合したコーナーが続く所ではなんとか付いて行けるが、少しコーナーの間隔が広がると一気に抜かれてしまう。さよなら〜。
 大きな排気量のオートバイにあっさりと2回抜かれてしまった。
 もうちょっと気筒あたりの排気量欲しいなぁ。
 立ち上がり時にハーフクラッチは使わないで我慢。
 それでもサイズアップした後輪を流すほどのパワーは出ない。

FZR:「マスター、わたくし少し自信が無くなって来ました。
   ああも簡単に抜かれるとは……」
狸穴:「登りじゃやむをえんだろう。相手はずっとエンジン
   がデカイんだし」
FZR:「そうでしょうか?」
狸穴:「まぁ、原因は俺にもあるな。かなりヌルくなってい
   る。FZR的には自信持ったら? 誇れるリアアーム
   と電子系と制動系を持っているんだから」
FZR:「……はい。そう思う事にします」

 FZRの車体のサイズは丁度良い感じ。もう一回り小さくても良いかも。

FZR:「それとマスター、わたくしのカニがまた鳴き始めまし
   た」
狸穴:「まだ1ミリ以上は残っているけれど、そろそろパッ
   ドも交換しておかないとねぇ……返ったら換えるか」
FZR:「ピストンが多く出ていると、キャリパーの中で斜め
   になってしまいカニが傷みます」
狸穴:「はいはい。カ〜ニは効きは充分だし、コントロール
   はし易い。その時ついでにチェーンも少し張り直そう」

 あ、そうそう。法定速度は当然、厳守ですね。
 大観山の駐車場を見ていると、とても経済が不調だとは思えませんでした。

マミアナ+FZR

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