Vol.59 今度は板です 2000-06-11

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 前ブレーキのディスクを少し変更。
 FZRにはTZRの初期型やSRX−4や6等が採用したものと同じ物が装着されている。(もう少し大きなマシンにも使われているようですが)
 フローティング型のディスクで、直径も大きく材質もステンレスのようである程度硬く、カッコも良い。
 市販車のディスクの性能としては、デフォルト時から凄く良い物が付いているのである。
 フローティングと言っても、挿入されているピンが強く固定されているために手で左右に動かしたくらいではピクリとも動かない。カタカタ動くモノもあるようだが、あれではインナーローターもピンも直にヘタってしまう。
 しかし長い間使っていることと、普段からあまり細かな所まで掃除をしていないことにより、ピン廻りに汚れが固着してしまい、そろそろナントカせねば……な感じになってしまった。
 ヤマハが付けてくれたディスク自体はとても良いモノで、28000キロ走行+程度では問題が発生するほど減っても歪んでもいないのでまだまだ使えるが、思い切って分解し新しい意匠のピンを使って、掃除を兼ねて組み直しをする事にした。

FZR:「今度はブレーキディスクですか?」
狸穴:「んだ。前から気にはなっていたのだ」
FZR:「わたくしはそのまま+でも良いのですが」
狸穴:「最近、《弐號》に色々なセッティングをしていると、
   なんだかFZRに我慢させているみたいでねぇ」
FZR:「わたくしは、そんな風には考えません〜ご安心くだ
   さい。でもカッコ良くなりそうですね〜そのディス
   ク」
狸穴:「インナー側ローターのピン部の減りが気になってい
   たのだ。2万を越えたあたりからブレーキを掛ける
   たびに、若干音が出ていた」
FZR:「そこは分解してみないと判りませんものね。今度の
   は分解可能な形になるのですか?」
狸穴:「当然分解可能型。7075_T6という比較的硬い
   方のアルミでピンを造るから、耐減りにもある程度、
   保ってくれるだろうし、強度的にも問題は無いのでは
   ないかと思ったので実験的に使ってみる事にした」
FZR:「ますたー、それって《弐號》さんのための実験でし
   ょ……」
狸穴:「あらら、バレていたのか」
FZR:「ますたーの考えそうな事は、もう大体判ってますよ」
狸穴:「ははは……、んじゃ事は早い方が良い」

 と、言うことで前タイヤを外し、ディスクを取り出してデフォルトのピンをサンダーでガー! 盤面にはブレーキダストが固着していたが、砥石で均して磨き、全部落ちてしまった。
 やはり分解可能になると、こう言う点では有利になるのだ。
 ピンも新品になるとちょっと嬉しい〜。
 8ヶ所は金色のピンが入っているが、二ヶ所だけ色が違う黒いアルマイトのピンを入れてみた。
 良い。

 ついでに、ローターをホイールに留めているボルトも、前後ともステン製のものに交換した。新しいのでキレイ。
 ローターの汚れも削り落としたし、ビスもキレイでこうなるとホイールに堆積した汚れがやけに目立つ……、ナントカせねば。
 フローティングのピンがしっかりしているので、ブレーキを掛けてもレバーへの妙な反動はなくなったし、熱が冷えて来る時の収縮する時に鳴るチリチリとした音も、ほぼ無くなった。
 大きな変化は、雨天時のフレーキ特性がとてもしっかりして安定したこと。多分、キャリパーに対してディスクが常に狂い無く当たるようになったため。大きな収穫である。

 前輪を外したついでに、アクスルシャフトとベアリングを点検したが問題なし。メーターギア内の給脂状態も左右のシールにも異常はない。
 今回造ったこのフロ―ティングピンは、ヤフーのオークションでも販売中。(編注:現在はこのサイトで)

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Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.
初出 KGB-NET 2000.