Vol.57 FZRのご帰還 2000-06-02

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《弐號》が更に高度な要求を満たすため某・闇ガレイジから、FZRがいつもエンジンを分解整備する工場へ移動。
 FZRも《弐號》のエキゾースト・パイプを背負ったり、走行距離が一気に増える。
 毎日高速道路に乗れるので、燃焼室から排気エンドまでのカーボンがすっかり吹き飛んで、各回転域で正確に良く反応してくれるようになった。

FZR:「マスター、高速道路を多く使うようになって、この
   前変えて頂いたブレンボ、凄く楽ですね」
狸穴:「標準装備のブレーキもソレほど悪くはなかったけれ
   ど正直、良いね」

 交通の流れに乗っているだけで、車速がどうしても三桁に達する事が多いので、本当に助かっているのだ。
 毎日使っているとこれで充分と思いがちだが、替えてみると違うもんだ。
 昔はこの手の外国製のパーツはとても高価で、250のオートバイに使うなど考えもしなかったが、今は手が出せる範囲の金額になってくれた。
 ありがたい事である。

 不思議な事に、コントロールしやすく効くブレーキを持つと、それまで同じ事をするためにかなり苦労していたので、手首や背筋が痛くなったりしていたのだが、それが無い。
 考えてみたら制動時にオートバイは一番不安定な状況になるので、そのあたりの状況が好転すると、自然と安全マージンは上がるのだ。
 今後は、ディスクローターにも注意を払うようにしてみる。
 エンジンパワーが余分にあるのも嬉しいが、安心して減速できる事はもっと嬉しい。
 工作精度や、設計が日本製のものが今まで一番じゃないか、と思っていたがどうやらそうではないらしい。
 たしかに値段は少しだけ高くなるが、マスターシリンダーの径等合わせて組み直すと、それ以上の得るものがある事もたしかだった。
 偏見はイケナイのである。
 大きなオートバイではこういうブレーキの経験もあったし、30年もオートバイに乗っていたのに、偏見を持つ事もあるのだな。
 乗る毎に探りを入れてみて、真面目に驚いているのでした。

マミアナ+FZR

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Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.
初出 KGB-NET 2000.