Vol.52 気がついたら……変わっていたのだ 2000-04-14

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 ここしばらく何の変更もしていなかったFZRに、オイルとフィルター交換のついでに少し変更を加えた。
 これといって、気が付かない事にしておけば済んでいた事なのだが、少し造り込んであるある友人の赤いオートバイに乗った際に、どうにもならなくなってしまい、ついにフロント側のブレーキシステムを全面変更〜。
 イタリアはブレンボ社の異径対向4ポッドのキャスト・キャリパーと、純正だがヘタッていない1/2インチのマスターシリンダー、ついでにホースも新しいメッシュホース……完全に頭が逝っている。
 FZRは、どの速度域でも安定して一気に車速を落とせるようになってしまった。

FZR:「マスター、ブレンボって凄いですね。フォークの設
   定が合っていませんわ」
狸穴:「なんだか効き過ぎで勿体ないような気がして来たな…
   …」
FZR:「マスターが握るレバーの反応が、ダイレクトにキャリ
   パー作用してますね」
狸穴:「凄く扱いやすくなった」
FZR:「このキャリパー、普通に走っている時もパッドがほ
   とんどディスクに当たっていないので、エンジン的
   にはロスがなくて、とても楽です」
狸穴:「最近のこの会社のブレーキは良く出来ている。レバ
   ーを握り込んでから弛め始める時のタッチが凄く判
   りやすい」

 今までのSRX用の純正キャリパーも十分な効きを示していたのだが、タッチに関してはどうにもならなかった。
 今回使ったある新製品のブレーキフルード(DOT4)も良かったのだろう。
 更に、キャリパーに付いて来たサポートも材質は7075材のかなり小型の物なので、見た目もきれいに、まとまってくれている。
 サポートの仕上げはハードアルマイト処理で、地金が出るほど傷つけなければ腐蝕知らず。
 ボルトもステンレス。
 しばらく使っていると、何かとよく似た感触である事に気が付いた。
 944turboのブレーキとダイレクトなタッチがそっくりなのだ。
 ブレーキの部品は、かなりその会社によってタッチなどが違って来る。慣れや好みの問題もあると思うが、色々考えて時には変えてみる事も必要なのかも知れない。
 それまでのシステムの良かったところや悪かったところ、新しいシステムと車体のマッチングの合っているところ合っていないところが見えて来る。
 本来、加速度が低い250のFZRにこのブレーキを入れる事は、車体全体のバランスの狂いも発生するし、価格的にも非常に勿体ない事である事も判ったが、新しい時代の部品を入れる事で見えなかった部分が良く見えて勉強になる。

FZR:「安全マージンは上がりましたか?」
狸穴:「……考えていた以上に上がった」

 減速時に車体の重さをかなり感じている方は、一度おためしあれ。

 実のところあっしとFZRは今、あるオートバイ《弐號》を造るために実験モードに入っているのでした。さて、どんなオートバイが出来るのやら……。
 久々に皮ツナギとライセンスを引っ張り出すか。

マミアナ+FZR

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Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.
初出 KGB-NET 2000.