| 3月末になり、日中の気温も15度くらいまで上がってくれるようになって来た。
FZRにとっては、スタート前の冷間時のエンジンオイルの硬さが取れて、始動と暖気が楽になり始める。
走行中の水温も針一つ分上がった所で安定。
FZR:「やっと暖かくなって来ましたねマスター、楽そうです
ね」
狸穴:「助かったよ、このままずっと冬じゃないかと思った。
老後はもう少し暖かい所へ行きたいなぁ」
FZR:「老後はもう少し先ですよ」
狸穴:「そういえば……FZRがうちに来たのは丁度去年の
今頃だねぇ」
FZR:「はい、そうです。仮死状態で廃棄される時をじっと待
っていました」
そのころ俺は不況続きで仕事も暇になり、手が空いていたのでAX−1が不動になって以来、知人のオートバイを調整してばかりいた。
自分のバイクを買おうにも、気に入ったものが販売されておらず、このまましばらくはオートバイに乗る事が無くなるのか……と、漠然と考えていた。
ついでに車も仕事仲間のデザイナーさんの浮気に荷担する結果となり、あげく女子高校生を乗せてラリーまがいに河原を走られミッション全壊。
直す時間も充分ある。しばらくくは自動車だけか……。
30年以上オートバイに乗っているので、すでに身体がオートバイになっている。少し寂しいが致し方無い。
そこへ、雪風★中尉からの御提案でFZRに乗る幽者となってしまったのだった。
全く考えていなかったFZR250。始めは迷ったが、なにも無いよりあった方が良いかと思い連れて来てしまった。
FZRが来てからも依然、渡世は飢饉続きで好況にはならず、広告の予算はどこの企業も無い。
時間はあるのでFZRの再生に費やす事となり、ついにはこの一年のこちらでの書き込み道理になってしまった。
我慢してお読み頂いた方々にはホントに感謝である。
なにかの勘違いで、これを読んで事前にメンテナンス等に気が付き、アクシデント等を避けられた方がいれば幸いです。
狸穴:「FZR、うちに来て良かったのかねぇ?」
FZR:「動くようにして頂いただけでもありがたいといった
方が良いのでしょうね。でも、良いか悪いかはわた
くし達オートバイには決められません。どんなマス
ターに憑いたか次第ですわ」
狸穴:「……そうか」
記念にFZRを1カット撮影。
FZRの車体には、純正で某飲料メーカーの社名ロゴが入っている。
広告屋のフォトグラファーには、丁度合っているのかな?
マミアナ+FZR |