Vol.46 新燃料その後…… 2000-03-07

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 今日また新燃料の補給をした。
 全開初補給の時には1/3程度普通のガソリンが残っていたが、これで普通のガソリンが混ざっている量は8:1くらいまで下がって来る事になる。
 しばらく走ると新燃料がキャブに入って来た。

FZR:「ますたー! なにか変です。少し苦しいです」
狸穴:「6000rpmまでは普通に加速するが……800
   0rpmでアタマ打ちだ」
FZR:「……お願いします。6000rpm以下で走って、
   すぐに点検して下さい」
狸穴:「うちに戻るよりも、どこかで一休みするか……」

 アイドリングではエンジン音には何も変化はない。
 スロットル・レスポンスが良くない。
 新燃料が増えたからか? もっと燃料の組成を詳しく聴き出しておけば良かった!
 水温計は異常を示していない。
 とりあえず2時間ほどエンジン温度を下げるために停止。

狸穴:「この燃料かなぁ?」
FZR:「そうですね、燃料が変わった事が大きな違いですけ
   れど、キャブがまた狂って来たような感じとも似て
   います」
狸穴:「ここから一番近いアジトへ行ってキャブをバラすか
   ……」
FZR:「はい」

 2時間経ってからエンジンを再始動させようと思ったが、セルモーターをいくら回してもいっこうに掛からない。
 止むなく押し掛けする。
 ナントカ掛かったが、先程より状況は悪化している。
 FZRが再生して以来最大の危機である。

狸穴:「プラグもそろそろ換える時期だし……おい、大丈夫
   か?」
FZR:「†‰〒★!」

 ありゃ〜。これは大変な事になってしまった。
 6000rpmまでで、なんとか動いている。
 アジトに辿り付く頃には、スロットルレスポンスが完全にいい加減になってしまった……。
 ノッキングまでは起こしていないのが救いだが、FZRは奇特じゃなかった危篤状態である。
 キャブをばらして見ると、これといった異常は認められない。
 更に細かくバラしてみると、小さなシールがイカレかけている。動かしたらちぎれてしまった。
 こんな小さなシールはそこら辺には売っていない……。
 アジトのオーナーが、100円ライターの中のシールが近いことを思いついたので、即交換。
 プラグを友人に頼んで買って来てもらい交換。
 古いプラグを点検してみると、悪い焼け方はしていない。
 ちょっと救われた。
 やはり新燃料が合わなかったのだ。
 燃料が燃える火炎伝播速度と、FZRの点火時期が完全には合っていないのだ。
 微妙なところで合っていたので、ノッキングまでには至らなかったらしい。
 この燃料になんとか設定を無理矢理合わせて、とりあえず危篤状態を脱出。
 アジトを出てからすぐに、近くのガソリンスタンドで新燃料を排出し、普通のハイオクガソリンを補給。
 なんとか調子は戻って来た。

FZR:「……マスター、もうあの燃料はやめましょうね」
狸穴:「やめよう。えらいことになるところだった。申し訳
   ない」

 残留していた普通ガソリンが1/3程度で走っていた時に、妙に8000rpmから軽かったのは燃焼状態が異常だったようだ。
 ……危うくエンジンをブチ壊すところだった。
 普通のガソリンと新燃料の配合比率を合わせれば、結構良い結果が得られそうな気もするが、そこまで危険は侵したくない。
 新燃料に無理矢理設定を近付けてしまったので、また後から設定を戻さねば!
 排気管と排気ポートをついでに点検してみたら、かなり溜まっているはずのカーボンが全然堆積していなかった。
 エンジンをたまにクリーニングするにはあの新燃料は意外と良いのかもしれないが、1/3以上ガソリンが減る状態では使えない事も判った。
 ごくたまにちょっとだけ混ぜて使う程度にした方が良さそうだ。
 FZR再生以来の一大事でした……。大反省。
 異常燃焼をしていた可能性も拭えないので、吸排気バルブとシリンダーの点検をしておいた方が良さそうだ。帰る途中でエンジン屋に電話すると明日ならば空いているので、すぐ来いとのこと。
 ついでにFIAT PANDAのエンジン積み込み作業を手伝うらしい。
 ストックしてあるガスケット一式を持って、エンジン屋に朝から行く事にする。
 ……大変な一日であった。

マミアナ+FZR(ちょっと不調)

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Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.
初出 KGB-NET 2000.