Vol.38 たまには洗車 2000-01-15

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 毎日寒いです、約半年ぶりに洗車……。
 といっても、カウルを全部外したりエンジンを下ろしてフレームからって訳じゃない。
 ものすごく簡単な普通の水洗い。

FZR:「久しぶりですねぇ〜、洗車」
狸穴:「ワハハ、いつもご苦労さまです……」
FZR:「水は冷たくないですか?」
狸穴:「冷たいよ〜。前にかけたワックスもそろそろやり直
   しだなぁ」

 プラスチック製のカウル等は10年以上経つので、取り付けビスの周りなどの弱い部分にはクラックが入り出して来ている。
 ホイールも、塗装の下からのアルミ特有の錆が浮き出している。
 分解して洗車をする訳ではないので細かいところまでは手が入らないが、それでも手の入れられる範囲でブラシ等を使い奥まで強力な汚れ落とし洗剤で汚れを浮かして洗浄。
 洗いながら車体の下の方から目視で点検をしてゆくと、ドライブチェーン・リアショックユニット下のリンク周り・フロントサスのインナーチューブ・同シール・左側チェーンテンショナープレイト、などがそろそろ交換もしくは調整を要する部分になり始めている事を確認。

狸穴:「うちに来てから、そろそろ12000km走った事
   になるからねぇ」
FZR:「タイヤはまだ減ってませんね」
狸穴:「あまりパワーがある訳じゃないからね、そんなに減
   らないさ」
FZR:「マスターの走り方だと変速回数が多いので、シフト
   ペダルのゴムとリンク部のピロボールにガタが来てま
   す。そろそろ替えて下さい」
狸穴:「へい、近いうちに交換だな。あ、スピードメーター
   ケーブルのホイール側の取り付け部分も弛んでる」

 洗車が終わって、ワックスがけをしながら乾燥を兼ねて暖気させていると、スパークケーブルから電気がわずかにリークしている部分を発見。
 結局アンダーカウルとタンクカバー、エアクリーナーボックスを外す事になった。
 スパークケーブルは、以前#1と#4に関しては交換してあったので問題ないが、今回は#2のケーブルから接するヘッドカバーに対して漏れていた。
 10年以上経つ車体なので、このあたりも消耗して来ていても致し方ない。
 そのためアイドリング時の点火がたまに失火している。

狸穴:「あれ? FZR、電気漏れてるぜ」
FZR:「あらら、気が付きませんでしたわ」
狸穴:「この程度じゃ、あまり変わらんが」
FZR:「マスター、#2,#3のケーブルも替えて下さい」

 と、いうわけでストックしてあるケーブルを40センチほど2本切り出して交換。
 コイルユニットへの刺し込み口の構造が少し面倒な形になっているが、手を抜かないで分解。〜復旧。
 新しいケーブルは、ロスが少なく耐久性も高いのでコレでしばらくは大丈夫だろう。
 プラグを一応4本とも点検してみたが、問題無し。
 アイドリングも安定している。
 バッテリーは先日、補水してからは何の問題もなく回復したようだ。

狸穴:「そろそろ電装系の点検に、一度制御屋が暇な時にド
   ック入りをした方が良いかな?」
FZR:「そうですね。低回転側の多重点火は?」
狸穴:「1気筒62ccじゃ、必要無いだろう」

 前回、久々に伊豆や首都高速で少し攻めた時に、いろいろな事が判って来た。
 リアのサスに関しては、リンクのレバー比自体があのような走り方を想定しておらず、更にアームを替えてタイヤのサイズを上げてラジアル化をした場合、このレバー比ではショックの特性を100%発揮できない事が判った。
 ラジアル化すれば、容易にスライドアングルを深く取れるようになるが同時に、接地面積が増える分、路面からの車体へのショックが増えるというわけだ。
 リアをアウトに振った派手なトラクションをかけるような事は、しない方が良いのかも知れない。(そこまでパワーないって!)
 もっとも、適当に流している程度なら、そこでバランスを取ってしまえば良いのか? どういう走り方に合わせるかで、仕上げは全く違って来る。

 フロントサスに関しては、剛性不足。が、それを支えるフレームにも剛性不足は否めなかった。
 グース250の倒立した前脚を、最近分解して確認したところすごく頑丈なのだが、フォークユニット自体が重たい。
 FZR250に、強化した脚周りが必要になるような走り方を要求するということ自体に問題がある、という回答が一番正解に近いのかも。でもねぇ……。
 残るは、重量バランスなどを良く考慮した上でフレームの強化をするしかない。
 FZR250とFZR250Rの間には1世代の違いがあるわけか。
……アップダウンのキツくないフラットな所なら話は別だが。

 エンジンに関しては、コレはもう今の状態が方向性としても一番良いのだろうし、コレ以上の出力を求めると、耐久性に問題が出て来るかも知れない。
 14000〜18000rpmでの瞬間的なパワーであれば排気量と吸排気を全面変更する事により、与える事も出来るが、その回転領域を維持した場合、やはりクランク周りの耐久性に難ありな感じ。
 パワーを出して回せば、早く疲れて減るのだ。

狸穴:「もっと上手に乗れるようになった方が、経済的にも
   問題は少ないな」
FZR:「ライダーの性能を上げる訳ですか?」
狸穴:「そそ、最近はスッカリ怠けてぬるくなってるからね!」

 コレ以上は、下手に一ヶ所いじると全部を要求して来るので、このあたりでうまく折り合いを付けておく事が肝要な気もします。
 やりたい事はそれなりにあるのだが、仕事の方の機材入れ替えがまだ済んでいないし……もっと仕事しよう。

FZR:「今年は、お仕事がたくさん来ると良いですね、ます
   たー」
狸穴:「そうだねぇ……あ、フィルム仕入れておかないと多
   少キレイになったし」
FZR:「はい、ラボですね〜」

マミアナ+FZR

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Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.
初出 KGB-NET 2000.