| 西新宿のラボでフィルムを仕入れてFZRの所に戻って来ると、魔化不思議な事に、舗道に停車してあるFZRの写真を撮っている男女が二人。
(れれ?ソレほどカッコ良かったかな?)
男の子は18才くらい。175cm痩せ型。当世、足も長い。革ジャンパーにジーンズ。中には黒のニットのタートルを着ている。似合ってる。
女の子は23才くらい。160cm。MAX MARAの社名の入った袋を持っている。
(まだ早いんじゃない?)
FZRの前に立って、お互いに写真を撮り出した。(記念撮影モードだな)
すぐにFZRの所へ行って楽しんでいるのを邪魔するのもナンだから、道路の反対側からしばし見物。
しばらくすると、男の子がバイクに乗るマネをしてFZRの前で腰を落とし足を開いて、ハンドルを操作してる風に歩き出した。
女の子はそれを見てすぐに彼の後ろに付いて、肩に手をあててタンデムの姿勢。
でも手が延び切っているので、それでは電車ゴッコだ。
マーラーの袋はFZRのシート上に放り出してる。
その前を筋金入りのホームレスお爺が、無感心に前を見据えて緩慢にズッて行った。
狸穴:「……なんだか『凄い絵』になってるなぁ〜」
程なくすると、彼らも行ってしまった。残ったのはFZRだけ。
狸穴:「楽しそうだったねぇ〜」
FZR:「マスター、道路の向こうから見ていたでしょ」
狸穴:「面白かったよ」
FZR:「ホームレスのおじさんはたまにコワイですが、今日
は退屈しませんでした」
狸穴:「道の向こう側から見てると、SONYのテレビCF
の画面の中にVictorのテレビが間違ってちょ
っと映ってた、な感じだった」
FZR:「男の子はオートバイに乗っているみたいですね、今
日はお買い物とデートみたいです」
狸穴:「イン側の脚を前に出していたからOFF車乗りかな、
スロットルも少しラフだった」
前輪に噛ましてあるディスクロックを外してエンジンを掛けようと思ったら、セルが回らない。
バッテリーが弱ってしまったようだ。
ターミナルはしっかり固定されている、弛んではいない。
2ndで押し掛け。
1気筒62ccだから、pusshing startは至って簡単。軽くすぐに掛かる。
そう言えば、5月から一度もバッテリーの液量点検してなかった。
フロントシートを外してバッテリーを引きずり出すと、#1〜#6まで各セル一様に液が−−−LOW−−−を割っている。
バイク用のバッテリーでは予備の液室は無いから、どこかで補水しなければ……。
帰りに、友人のところで少し水を分けてもらったら直った。
一体このバッテリーは何時からこうなっていたのだろうか? ちょっとこのままで、様子をみてみよう。
狸穴:「まだそんなに古くないよなぁ?」
FZR:「新しいバッテリーに、5月に替えたと思いますが…
…」
狸穴:「点火系の消費電力が大きいのかな?」
FZR:「そこまで激しく電気は使っていないと思います。夜
走る時間が長いし、最近は寒いからチャージ量も足
りなくなていたのかもしれませんね」
使用する回転域も、EXUPの作動回数がかなり多い回転域に集中しているから、消費電力が増えているのかな……?
測定した結果、どこにも異常はなかったし、発電量も充電量も規定範囲内で、間に合っている。
リレーも全部生きている。
ついでに主要なコネクターの抵抗値と、接触状況の点検・確認もする。
寒くなって来たので皆様もバッテリー交換はお早めに〜。
ここ数年の新しいオートバイに搭載されている『MF』バッテリーは長寿命で高性能とありがたいですが、ダメになる時は何の前ぶれもなくいきなり完全にダメになります。
FZR:「わたくしのバッテリーは交換しなくてもまだ平気な
のですか?」
狸穴:「まだ1年経っていないから大丈夫でしょ」
FZR:「バッテリーが上がると、わたくしたちはどうにも動
けませんわ」
狸穴:「これからは、たまにバッテリーも点検する事にする
か」
FZR:「そうして頂けると安心できます」
FZRが使用するバッテリーは、『MF』タイプじゃなくて古いタイプだから、たまに補水が必要なのだ。
寿命も大体2年と考えた方が良いが、その分いきなりダメになることはなく、セルが回らなくても点火システムくらいは、まだ動かせるのでした。
ま、電気周りが安定しないと出力も安定しなくなるし、あまり良い状況じゃないから、今度またセルが回らなくなるような事があれば、とっとと交換。
電気は見えないけれど、流れたり跳んだり漏れたりするのでした。
マミアナ+FZR
本日の燃費:25.07km/L(……、すごい!)
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