Vol.32 季節柄もう冬かなぁ?まだかな? 1999-11-4

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 今年は夏を随分引っ張って、10月になってもまだ暑い日が続きました。
 やっと11月になって、夜の気温が12度を下回るようになって来たり。
 これから寒い冬が始まるのかと思うと……気分はサイテー。
 深夜になるとさすがにもう冬な感じです。
 下半身に防寒の関しては、『オーバーパンツ』なる、ありがたい装備をこちらで紹介して頂いたので問題無し。

FZR:「マスター、寒いのダメですか?」
狸穴:「マジでダメっス」
FZR:「私は平気ですよ〜。なんか燃費もパワーも良くなっ
   て来ました」
狸穴:「どれどれ、燃費はどうなってるかな?」

 と、調べてみると……24.2km/L。なんじゃこりゃ?
 寒いのでトラックの後ろに付いて走ってばかりいたのかな? イヤ、走り方も今まで同様大人しく、走る場所もいつもと変わらんハズ。

FZR:「どうですか? まだエアクリーナーエレメント換え
   て頂いてませんけど」

 高回転型のエンジンは、酸素分圧が上がるとすぐにこういう現象が起こるのでした。
 高回転を達成するためにクランクシャフトを小径で軽く造り、吸気ポートからキャブまでの距離を短くし、普通のエンジンと比べてやたらと早い点火時期なんてやっているから、酸素がたくさん入って来る等の外的要因が追加されると、途端に効率が良くなるようです。

狸穴:「んじゃ、EXUPの設定を変えた方が良いか?」
FZR:「そうですね、出力が上がると発生熱量も上がります
   が、大気温度も下がって来ているので冷却能力にはま
   だ余裕がありますから」
狸穴:「へいへい、んじゃそうしましょう」

 ってな訳で、FZRも細かなところを冬仕様に変更〜。
 自分で大気温度を関知させて、設定を変更できるようにしておいた方が楽だったかな?
 ついでにエアクリーナーエレメントも実は買ってあるので、この際交換してしまう。
 吸入効率が少しだけ良くなったのか、中速域でちょっとだけトルクが太くなってくれた様な気がします。
 古いエアクリーナエレメントは排ガスと埃が染み込み、かなり逝っている。

 冬支度という事で気になったのが、エンジンとフォークのオイル。
 ものすごく細かい事なのだが、共に番手が硬いらしい。
 夏と今とでは20度くらいは違うから、当り前といえばそうなのだが、普通は気にしない内容だ。
 エンジンオイルに関しては、暖気さえきちっとやればこのままでも問題無いのだが、車体重量の軽いFZRでは、フロントフォークのオイル粘度の硬さは、細かい周期的な路面のアンジュレイションに影響され始めている。
 フォーク自体の直径が細いため、スプリングの巻径も小さく、適応範囲が狭いのかな? もっとも、余り性能の高いフォークとは言えない構成だったりする……。
 車体価格の事を考えれば納得もするが、いずれナントカしたいなぁ。
 路面への追随性等、フォークの動きから発するコーナリング特性の変様は、様々なマシンで変更した事があるので、イメージとしては出来上がっている。

FZR:「どんな感じが良いのですか?」
狸穴:「リーンと同時に安定かつ、タイムラグゼロでのコー
   ナリング開始」
FZR:「敏感なだけではダメなのですね」
狸穴:「そうそう。10km/hでも楽しくなければいけな
   い」
FZR:「難しそうですけど……」
狸穴:「バランスを考えてればそうでもないさ。すでにエンジ
   ンの方はもう達成している。ただタイムラグがゼロで、
   というのはFZRでは無理だな」

 多分、リアアーム周りが変わった段階で、なにか見えて来るでしょう。
 FZR250はカウルがついていて一見レプリカっぽいのだが、実はただの荷物の積めない、街乗りな車体なのでした。
 コーナーとかを果敢に攻め込んで走る車体じゃないのだ。

FZR:「わたくしは実験号みたいですねぇ」
狸穴:「あれ、そうじゃなかったの? 悪くなるんじゃない
   から良いじゃん」
FZR:「マスター、最近ロケハンに連れて行ってもらってな
   いですが、お仕事は?」
狸穴:「ま、FZR自体の特性を激しく変えている訳じゃな
   いし……」

 基本的にオートバイの構造は洋の東西を問わず、昔から変わっていないのだ。
 なんせ4輪よりも歴史は古いのだ。
(それ以前に、タイヤのエア圧管理をもっと細めに点検せー)

マミアナ+FZR

 カウルに開いている排熱スクープを一ヶ所閉じてみました。
 何か心持ち温かくなったような気がします。
 機関には何の問題もありません。少し嬉しい。
 金属のアルミパネルで塞いだので、外観は『エンジンは秘密です』な感じ。

FZR:「わたくしの熱で、温かいですか?」
狸穴:「ありがたいです〜」
FZR:「夏は外して下さいね」
狸穴:「応。ガムテープでとめてあるだけだから、すぐ取れる」

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Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.
初出 KGB-NET 1999.