| 週に2回も行ってしまった……。このご時勢にナンと緊張感のない……と、本人も思っております。
今回は、いざ鎌倉。
行く予定があって行った訳ではないのだ。
赤坂陸橋の下を潜ってR246の下りへ入ると、左側に東急エージェンシーがあり、その前の路上にてタンクを剥がされ、キャブを抜かれた赤白のSRXが1台。
もう一台黒のSRX2型&オーナーと共にいるのが見えた。
普段だと豊川稲荷さんの外観を見ながら走っているので、全く気がつかずに通り過ぎるところだったが、FZRが発見。
FZR:「マスターあのSRXは、たまにわたくしの調整を手
伝ってくれている、ご友人では?」
狸穴:「あ、なんであんな所に?? タンク外れてるし……」
FZR:「故障みたいですね」
狸穴:「あれは完全に故障だ。本人が原因判っているのかな?」
FZR:「さぁ、ここからでは判りませんね」
狸穴:「……ちょっと寄って行くか」
FZR:「はい」
近づくと、祁門氏である事を確認。
狸穴:「壊れた?」
祁門:「わっぁ! 狸穴さん、なんでここにいるの??」
狸穴:「青山のラボまで4x5QL(編註:写真のフィルム
らしい)を仕入れに行く予定」
祁門:「なんとラッキー!!」
FZR:「どうしたんですか?」
SRX:「いきなりキャブからオーバーフローです」
FZR:「わたくしと同じ症状ですね」
SRX:「中高回転は良いのですが低回転ではもうダメでした。
ガソリンダダ漏れ」
FZR:「フロートバルブ回りだわ」
狸穴:「んだ」
祁門:「参ったなぁ……今までこんな事なかった。調子良か
ったのに」
狸穴:「機械は必ず壊れるのだ。直せば良い」
祁門:「一応今、予備のキャブユニットをこちらに持って来
てもらってます」
狸穴:「とりあえず、キャブをもう一度組んでテストしてみ
たら?」
祁門:「へ〜い」
キャブを何とか組んで、エンジンを掛けてみる。
数回キックしたら、すぐに掛かった。ガソリンも漏れて来ない。
エンジンは無事なようだ。
狸穴:「フロートバルブにタンクからのゴミか、サビが回り
込んでいたんだな」
祁門:「そうみたいです」
狸穴:「なにはともあれ、掛かって良かった」
そうこしていると彼の友人で、今から一緒にツーリングへ行くという方が、SRX4型に乗って予備のキャブを持ってやって来た。SRX4型はものすごく新しい。
とりあえず、予備のキャブをFZRに積んで、第3京浜の保土ヶ谷まで出発〜。
FZR:「問題はないみたいですね」
狸穴:「ガソリンも漏れていないし」
環八からの侵入路で回り込みの時の安定をためしていたら、結構安定していた。
エンジンの出力を、スロットルで的確にコントロールできるようになったので、深いリーンアングルを採っていても車体の滑りをコントロールできるようになった。
エンジンの上限回転数が非常に高いので、フルバンク時の変速も回数が少なくて済む。
リアの方から先に流れるように造ってあるらしく、倒し込んでいても不安はない。悪くない車体構成だ。
もっとも、昨日リアサスのイニシャル調整を最弱の1にしてあるので、リアが柔らかくなっているからかな?
ステップを路面に摺込んでも、まだタイヤの縁には余裕があるはず。
この状態で車体だけ立て、ギアを1DOWNさせてから全開にしてみる。
パワーが掛かると同時に前後ともドリフトが収まり加速し出す。この動きにもついてきている。
中速コーナーもそれほど苦手じゃないらしい。
FZR:「マミアナさま、わたくしも結構走るでしょ」
狸穴:「ああ、たいしたもんだ。リアアーム以外は問題ないね」
FZR:「回路も四回目の書き換えをむかえ、安定して来たよう
です」
狸穴:「そこが一番効いてるなぁ、スロットルで細かく車体の
向きをリニアに変えられるようになって来たもんなぁ」
FZR:「前の乙女回路(点火コンピュータ)じゃ無理でしたね」
狸穴:「気に入った?」
FZR:「はい、ありがとうございます」
狸穴:「一瞬だけヌユワkm/hのリミッターの作動テストを
このままする」
FZR:「はい」
環八から合流しているところは、大抵右側車線が空いているので、そこで全開をしばらく続ける。若干道が下っているから助かる。
リミッターが効いた。
以前のように唐突じゃなく、点火時期が合わなくなりEXUPを少し絞めるだけなので、安定を欠くほどではないがしっかり作動する。成功。
最終減速比を上げた事によって、回転数にも十分な余裕がある。
ギア比を上げた事は、その他スロットルを戻したりする事にも有効に効いてるようだ。はじめにつていたギア比では、フルバンクからスロットルを戻すとかなり危険で、初心者には扱えない状況な感じ。今なら多少戻して合わせる位なら問題無い。
そのまま減速しながら緩やかなS字に侵入。
ヌウワkmで加減速しながら入ってゆくと、さすがにリアアームから妙な振動が発生し出す。タイヤのグリップ力と遠心力の間に挟まれて、アームが苦しみ出している。
アームを替えて振動を押さえれば、メインフレームにはまだ余裕があるから今よりももっと落ち着いた動きになるだろう。
ショックに関してはOLINSをまだ入れていないので、滑らせて走らせるよりも掴んで走らせた方が効率は良さそうだ。
70km/hに速度を戻しSRXを待っているとしばらくして追いついてきた。
FZR:「キャブは問題ないですか?」
SRX:「大丈夫みたいだ」
FZR:「フロートバルブの所で、タンクからのサビか何かが
詰っただけだったようですね」
SRX:「そのようだ。安定していつも通り」
FZR:「良かったですね〜」
そのまま流れに乗ってサービスエリアに到着。
先発隊とここで合流の予定だったらしいがもう行ってしまい、ここにいるのは3台のSRXだけ。
ここで誰かのマシンに予備キャブを積んで、見送ろうと思ったのだが……。
鎌倉まで行く事になったようだ。蕎麦を食べる。
横浜道から朝比奈峠を越えてゆくらしい。ここで昔、日産の青い鳥を弾けたあげく、河に落とした事を思い出した。冬で河の水は冷たかった。LSDも60%でいいから欲しかった。
気を付けねば!
狸穴:「勾配がきつくなるとギア比が低い分、今までのギア
で走るのは無理だなぁ」
FZR:「止むを得ませんね。一つか二つギアを下げて走って
下されば丁度合いますわ」
狸穴:「一般道路では絶対パワーが問題じゃないから、間に
合うって事か」
FZR:「はい。直線での加速やサーキットのような所以外で
したら、大抵は間に合います」
狸穴:「更に勾配がきつくなって来たら? 下りは?」
FZR:「マスターの腕次第ですわ」
狸穴:「やってもいいの?」
FZR:「……ダメです!」
鎌倉駅についたら7台のSRXとTDM850がいた。
タイヤが減ったままの人は一人もいなかった。でも何かしら変わっている、妙な集団だ。それに男しかいない。
FZR:「ますたー、前に一緒に行ったSRXたちですね」
狸穴:「そうみたいだ」
FZR:「どうも〜」
SRX&TDM850:「どうも〜」
FZR:「オートバイに乗る人はなんで男の人が多いんですか?」
狸穴:「判らん……女の人も乗っているが少ないね」
FZR:「もっと増えればいいのに」
狸穴:「耐候・耐久性能という点だったら女の人の方が男の
人の身体より、オートバイには向いているハズなん
だがなぁ」
FZR:「そうなんですか?」
狸穴:「そうだよ。ただ力がないから重いのイヤだとか、汚
れるという点で進まないんじゃない?」
FZR:「へ〜。もったいないですね」
狸穴:「でも、先日のVTRみたいな女の人もいるんだし」
FZR:「レバーのサイズや操作系の重さを軽くして、車重を
変えればもっと増えるかな?」
狸穴:「増えるかもね。デモ一番大きく影響しているのは、
オートバイは男の人の乗り物という意識があるうち
は無理かなぁ?」
FZR:「熊でも乗れるのに……」
狸穴:「あはは! たしかに」
彼らの目的地に着き、キャブを渡して早々と帰って来た。
一緒に走った短い間だったが、どこかの渡世人の一家の出入りに参加しているみたいで変な感じだった。
なんで一緒にいなきゃならんのか……。〜ん、判らん。
FZR:(そう感じるのは、マスターの方が壊れているからですね)
戻りの朝比奈峠は……10000rpm〜16000rpm。
FZR:「流星号みたいでしょ」
狸穴:「加速装置! ってな感じだね」
FZR:「乙女回路(点火コンピュータ)のつながりがとても
良いです」
狸穴:「良かったでしょ?」
FZR:「はい」
燃費は23.5km/Lで安定してました。
あのSRXの一団の中に一台だけ気になるエンジンのSRXがいるのだが、どうも排気が詰っているようで、上の回転域で苦しんでいるのかも知れない。
SRX系のエンジンもいじり込んでゆくと、パワーバンドが上に集まってしまうので、下もだそうとすると排気を絞る事になる。それでもやかましい。
どうせやかましいなら思いきり排気をストレートに開放し、下の回転域ではEXUPをつければいいのに。
EXUPはもしかしたら、チューンドエンジンを制御するにはかなり便利なモノかも知れない。
あのエンジンでやるならば……。
排気温度センサーとエンジン温度センサー、ノックセンサー、空燃費センサー、スロットル怪度センサー、このあたりが必要になってくる。
いい感じになるんだけどなぁ……。
EXUP……クラウンにもついていたらしい。どんな設定になっていたのかな?
turbo等とか希薄燃焼エンジン+EXUP……気になる。
もともと軍用らしく、音を消すための、かなり昔からある技術なんだが……
マミアナ+FZR&長+SRX1〜7,TDM850@鎌倉
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