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そろそろマトモに動くようになってきたので、あまりバラす用事もなくなってきた。
それでもステアリングステムのベアリング、フロントブレーキキャリパーとマスターシリンダーの交換、燃料コックのつまみの復旧などはしている。
ステアリングに関しては、同年代のTZR250の前周りをそっくり移植してしまおうと考えていたのだが、金銭的にも新品部品で組むことは出来ないし、程度の良い中古品がポロっと出てくるなんて都合の良いことはまずなさそうなので、デフォルトのまま、精度を上げて組む程度。
シールが逝っているフォークをバラしに掛かると、これが中まで錆が回っていて全然分解できない……。
バイスに挟んで力任せにナグリでブッ叩いても抜けない。
FZR:「マスター!! ものすごく痛いです。もう止めてくだ
さい……」
狸穴:「困った。途中で止めろと言われてもシールをすでに
ブッ叩いてしまった」
FZR:「んじゃ、また叩くんですか?」
狸穴:「後はシールが炭化するまで火であぶるしかないなぁ
……やだ?」
FZR:「……勘弁してください」
狸穴:「んじゃ、チゼル(タガネ)の刃を限界まで研ぎ上げ
て、一撃必殺でシールを破砕するしかないな。我慢
だ」
FZR:「……ギャン!」
なんとかシールを引き千切って、インナーチューブをボトムケースから引っこ抜いたが……メッキ面は傷だらけ。
錆もたくさんポチポチしていたので、細かく砥石で仕上げてゆく。
入っていたフォークオイルは……半分程しかなく限界状態だった。
狸穴:「これじゃ前足は作動しないよなぁ」
FZR:「次は……新しい部品で治してもらえないでしょうか」
狸穴:「そうだな。もう今回で最後にしよう。腕がパンパン
に張ってるよ」
FZR:「お疲れさまです」
その甲斐あって、車体は安定するようになった。
でも、前足は傷だらけ……そこからまたフォークオイルが噴かなきゃ良いが。
ついでに、フロントブレーキのキャリパーとマスターシリンダーを、SRX二型以降の中古品リビルトで交換。
同径4ポッドから異径4ポッドヘの変更。
ガク効きは無くなったが、あまり制動力は変わっていない。妙な片当りはなくなったのでタッチに関しては良くなった。
狸穴:「おい、今度の休みにでも、どこか近場へツーリング
に行くか?」
FZR:「ツーリング! 行きます」
狸穴:「調子も良くなってきたし、馴らしもそろそろ終るし、
丁度良いぜ」
FZR:「日帰りのツーリングならば、私の得意とするところ
です!」
狸穴:「んじゃ、半裸じゃカッコ悪いから、アンダーカウル
を受け取りに行くか」
FZR:「はい。すぐにでも!!」
狸穴:「明日は午後イチで仕事だから、今日はもう眠る」
FZR:(マミアナ様が売れないカメラマンで良かった。もう
ここまで治ってしまった)
狸穴:(……なんて奴じゃ!)
マミアナ+FZR小さい
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