Vol.1 久々の自分用バイク、コレデイイノダ!! 1999-04-02

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 な〜にも乗るものがないので、ついに勇者になってしまった……。
 中尉の所にあった、やくたいもないFZR250(EXUP付き) 用心石仕様である。
 現状としては、アイドリングせず上限回転も2000rpm位(前途多難)だそうだ。
 元々下のトルクが薄く高回転型エンジンだったものを、無理矢理排気デバイス により排圧を掛けて、低回転でトルクを増すように仕向けた、タイミングの取り難い妄想機構(EXUP)が付いている。
 エンジン自体はそれ以前の物と、ほぼ変わらない設計。
 相変わらず、エンジンオイルの性能に負うところが大きいみたいです。
 EXUPがもう少し反応が速く、回転の上下に対してリニアに反応するものだったら、有効な手段だったのだが……実際には回転の上下動よりも反応が遅いために 毎回違った反応を示してくれる。

 いっそのこと、外してしまうって手もあるけれど、今回はこのEXUPに挑戦! コントロールユニットは単純に言って駆動部分と制御部分に別れている。
 排圧コントロールがメインの機能だから、本当はエキゾーストパイプ内の内圧を測定したそのデータにより、適正なマップを作ってやればよいのだが、当時のマシンにはそんな芸当は出来なかったようです。
 ならば! 乗る人間は、当然ほとんどあっしだけだから、大体の走り方は決まっているので、その状況下でのアクセルの開け方をもとに、排圧を測定しながらしばらく走り、内圧がどの回転でいかに変わるかを20パターンほど割り出して、多いパターン順に大体これで良いだろうという作動予測をさせて、制御することにしてみます。
 これで本当に良いのかどうか判らないけど、やってみれば結果は出るでしょう。

 なんだか、一眼レフの動体予測みたいな感じですね。
 多分容量的に、それだけのデータは年代物のROMメモリーには入らないと思うので、それを外して、制御部分として新しく適当なものをビルドイン!(造ってもらっちゃおう!)
 学習機能は金掛かりそうだから今回は無し! エンジン回転パルスだけ、いただいてしまおう!

 あとは……一気筒あたり62.5ccだけの、しかも18000rpmと言う高回転エンジンだから、コレをどうするか……フェイザー(編註:FZ250)のカムに替えるとまた厄介の元になりそうだし、他に合いそうなものもないし、創るにしても金掛かりそうだし…… 贅沢言えない状況のでデフォのまま調整開始〜。
 とりあえず、ヘッドにある16個のバルブのシート切り直しと、シリンダー面研で圧縮をちょっとだけ上げてみるか。
 あまりエンジン自体のパワーを上げると、発熱量が多くなって敵に見つかり易く なったり、クランクのメタルが持たなくなりそうだから抑えねば……。

 キャブは……フロート油面と各ジェット類の調整。
 点火系も乙女回路(点火コンピュータ)のタイミングを少し変えてみようかなぁ〜。多重点火とか。

 車体に関しては、お金がない御時勢なのでタイヤ交換とフロントフォークの設定変更程度が限界。出来れば、三つ叉ごとTZR250あたりに換えたいなぁ。
 とにかく、AX−1以来自分のマシンがなかったので、やっと自分のマシンに乗れるのだ! 勇者になろうが、やくたいもない駄馬に乗ろうが、後は野となれ山となれ…… このマシンがどれだけ使えるようになるのかが見物です。

 でもやはり1気筒あたり250ccは欲しい! 誰か、排気量が余っている方がいたら分けてくださ〜い。
 ところで誰かフェラーリのF−50がやっている、排圧コントロールの仕組みやデータを持っている方いますか? いたら分けてくださいませ。
 もっとも、その辺は開閉だけの手動制御だったりして……。

 お金がたくさんできたら、今度は音声認識によるパワー制御をやってみよう。
 どうせなら、誰か声優さんにお願しようかなぁ。
 何やってるんだか……。
 スロットルが逝ったっきり戻ってこなくなると困るなぁ……ありえる。
 対話型マシンなんて造ったらやはり事故率上がるかなぁ? うーん。
 こんな事してると、

「うちのマシンはLAN組んだついでにRAMを1TBに上げたぜ」
「うちにはポジトロニックブレインが入っているから問題無い」

 なんて戯けたことになりそうだ……良いのかなぁ? あはは。
 でもこういう事していて、このマシンが盗難にでも遭った日にゃ〜!!
 ……日々これ、BACK UPだな。

 久々の自分用マシンでこれだけ楽しい思いが出来るとは、有難や〜。
 暖かい目で見守っていてください。

少し壊れぎみ/狸穴

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Copyright © Taro Mamiana, COMBINED ARMS 1999-2005.
初出 KGB-NET 1999.