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1993年2月に、XLR250R-BAJA'89"一式陸上攻撃機"で事故り、サブフレーム・スイングアーム破損でめでたく廃車なる事件が発生した。(本人は一週間入院とあいなった)
これにより、日常の生活に困ることとなったため、保険金が出るまでの間、パソ通友達の宇海さんのご厚意で、ほとんどモスボール状態のマシンを借りることにした。
もともとは大学生のとき手に入れたものの、諸般の事情で乗ることが叶わず、オドメーターが2900Kmで止まっていたという。
要するに数年間放置されていたため、外装は大変きれいだったが、不動車の状態なのだ。
このため狸穴氏に「お金をかけず、とりあえず動けばいい」をコンセプトとして、整備を依頼。キャブレターのオーバーホールで蘇った。(これはこれで、大変な作業だったのだが)
良く効くブレーキ(XLRに比べてね……)、180Kmオーバーで走行可能なエンジンパワーなどなど、新たな境地が見えたのである。
しかしオフ車の癖が強く染みついていたため、250ccインラインフォーエンジンと車体の味つけが合わなかったことにくわえ、借り物だったので−−一応遠慮していた−−距離も伸びず、「次はCRMか……」とか考えていたのだが、先のような事情で新型を買うあてもなくなり、貴重な「ゲタ」として長期間にわたり、ご厚意に甘えることになる。
しかし、宇海さんがご結婚されたことから、今後乗る可能性が限りなく低くなったため、正式に引き取ることになった。
その後、NS400Rを所有することになり、AX-1が老衰で亡くなって下駄なしとなっていた狸穴氏の元へ貰われていったのである。
私が所有した車体のなかで、唯一呼称がつかなかったバイクであった。
本当に宇海さんありがとう。海より深く感謝!!
<FZR250
二型について>
基本に忠実な乗り方を要求する車体と記憶している。
排気デバイスのおかげで、反応の鈍いエンジン。弱い車体剛性。旋回中にフロントから歩きだす足回り、小さい燃料タンクなど弱点は多かった。
しかし、このマシンの主要ターゲット層が「免許を取ったばかりの初心者」であることを考えると、先に述べた欠点は欠点ではなくなる……と思う。
反応が鈍いということは、初心者にありがちなラフなアクセルワークを吸収するものだし、車体剛性も、免許とったばかりのライダーが、発揮できる能力を考えると充分であり、むしろこれ以上の剛性を与えて、無茶を誘発するよりマシだろう。(そーゆー人はNSRとかTZRを買えということだ)
最後の足回りはなんとも……と思ったが、何のことはない。
狸穴氏にドナドナ後、前サスのオイルシールが抜けていたことが発覚。
歩きだすのは当り前だわ。ということで、汚名返上したのであった。
(燃料タンクに関しては、筆者が遠距離航続能力を求めているため、一般的な評価ではないだろう)
一方、アンダーカウルを外せば林道が走れちゃったり、μの低い滑りやすい路面でもコントロールはしやすかったのは利点であった。(レーサーレプリカと思ってはイカンのだ)
つまり、どこでもなんとなく走れるという意味では、入門バイクとしてよく出来たマシンなのかもしれない。
雪風★中尉
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